バターとサラダ油の使い分け #お菓子作り

お久しぶりです!焼菓子Power管理者のSweetsです(^^)

今回のブログは「バターとサラダ油の使い分けについて」です‼︎

自分でレシピなどを考えようかなと思い、いろんな参考レシピを見ていると同じお菓子でもバターやサラダ油や胡麻油など、使っている油分は様々でした。

油だったらなんでも良いわけではなく、お菓子によって向いている油分と向いていない油分があるので、お菓子作りでよく使う油分のメリットデメリットをまとめてみました!

お菓子作りでよく使われるものは大きく分けて、2種類で植物性油脂(サラダ油)と動物性油脂(バター)です。この2つのメリットデメリットをまとめて行こうと思います。

バター

動物性油脂の特徴としては、状態が変化する事です!液体→半個体→個体

【バターを使うメリット】

1.空気を取り込むことができる

バターのクリーミング性と言って、泡立て器で混ぜた時に空気を取り込むことができます。

つまり、生地の膨らみを助けるということです

2.サクサクとした口当たりに仕上げることができる

バターはグルテンの形成を阻止する役割があるので生地の焼き上がりはもろく、サクサクとした状態になります。

※グルテンとは

小麦粉に水を加えて練り合わせるとグルテンという弾力性のあるタンパク質が構成されます。パンはこのグルテンをあえて形成させ、膜を作り、イーストが生み出すガスを閉じ込めることで膨らますことができます。

グルテンができると口当たりはパンのように歯切れが悪くもっちりと仕上がってしまうため、クッキーを作る際はなるべくグルテンを形成させないようにして、サクサク感を生み出す必要があります。

3.風味が残る

バターは風味が特徴的ですので、バタークッキーやバタークリームと言うものがあるように風味を楽しむために入れることもあります。

【バターを使うデメリット】

1.温度の変化を受けやすい

バターは冷やすと閉まるため(固体化)焼き上がった後の生地もきゅっと閉めてしまいます。

例えば、シフォンケーキのようなふわふわした食感のものにバターは相応しくありません。

【バターを使うと良いお菓子】

クッキー、パウンドケーキ、スポンジケーキ、ガトーショコラなどによく使われる

お菓子の断面を思い浮かべて、キメの細かい生地のお菓子よく使われています。歯切れのよいのも特徴です。

【サラダ油】

植物性油脂の特徴は、状態に変化がないこと。

【サラダ油を使うメリット】

1.ふんわり仕上がる

サラダ油は、バターよりも口当たりが軽くなります。

2.風味が残らない

これは、バターとは対照的ですが例えばシフォンケーキなど卵の風味を残したいお菓子にバターを使ってしまうとバターの風味の方が強くなります。そこで、サラダ油を使うことで卵の風味を際立てることができます。

3.温度によって状態が変化しない

サラダ油は、バターのように温度によって状態が左右されない為、温かくても冷めても生地の状態は変わらないため口当たりに変化はありません。

【サラダ油を使うデメリット】

1.生地に流動性がある

サラダ油を使うとさらさらとした生地が出来上がるので、生地は詰まった焼き上がりになります。なので、クッキーのようなサクサクした食感を作りたいときには不向きです。

【サラダ油を使うと良いお菓子】

シフォンケーキ、カステラなど、卵がたくさん入っているお菓子によく使われる

断面の目が荒く空気をたくさん含み、歯切れの悪い(もっちりとした)生地に使われることが多いです。バターを使用している場合はバターが空気を含む役割をしていますが、サラダ油を使用している場合、空気を含む役割をしているのは油ではなく卵です。

シフォンケーキが膨らんでいるのは、卵がたくさんの空気を含んでいるからです!

以上が、動物性油脂と植物性油脂のメリットデメリットでした!

【まとめ】

バターは歯切れのよいサクサクとした生地や、冷やすことで凝固させたいもの、バターの風味を活かしたいものによく使用されます。

特徴は、温度によって状態が変化する、風味がある、空気をよく含む。

サラダ油は、歯切れの悪いもちもちした生地や、温度の変化を受けたくないもの、油以外の風味を活かしたいものに使用されます。

特徴は、温度によって左右されない、風味を残さない、空気を含まない。

同じお菓子でも、油脂を変えるだけでまるで違うお菓子のようになります。

自分でレシピを作成する時はもちろん、クックパッドなどのレシピを見て作る時など、どのレシピが良いか迷ったら参考にしてみてください☆

最後まで読んで頂きありがとうございました!

レシピ公開!超濃厚ガトーショコラ☆

こんにちは、焼菓子Power管理者のSweetsです!

先日知人の誕生日だったのでケーキを作ることになり、新しく購入したケーキ型を使ってみたかったので、ガトーショコラを作ることにしました!

まず、今回作ったガトーショコラのレシピはこちら下差し下差し12×12センチの正方形 1台分

【材料】

・チョコレート   60g

・バター                  50g

・卵黄                     40g

・グラニュー糖       50g

・生クリーム        15g

・ココア                  35g

・薄力粉                  15g

・卵白                     120g

・グラニュー糖         50g

チョコレートは、甘さを控えめにしたかったのでビターチョコレートを使用しました。

作る際の注意点は、

ガトーショコラにはメレンゲが命だということ、あとは混ぜすぎると生地が死んでしまうということです!

ガトーショコラは中心が凹んでいるので、生クリームで高さを作り、今回はそこにフルーツを飾り付けてみました!

作る際は、必ず初めにオーブンを160℃に予熱しておきましょう!今回はメレンゲを使ってますので生地を型に流し込んだらすぐにオーブンに入れるためです!

では、作り方を見ていきましょう‼︎

【作り方】

1.チョコレートとバターを同じボールに入れて湯煎で溶かします。

※水分が入らないように注意 溶けたら軽く混ぜておく

2.違うボールに卵黄と砂糖を合わせて湯煎で38℃まで温めて白っぽくなるまで泡だてます。

3.①を②に一気に入れて混ぜ合わせ、30℃に温めた生クリームを加えて混ぜ合わせる

4.メレンゲを立てる

※砂糖を加えず、高速で泡立てたってきたら砂糖を加え少しずつ速度を落としてキメを細かくする

5.③にメレンゲを半分加えてざっくり混ぜ、ある程度混ざったら粉を入れる

※粉を入れるとかなり締まります。締まりすぎてあってるの?と思うかもしれませんがご心配なく。( ´∀` )

6.粉がある程度混ざれば残りのメレンゲを加えてざっくり混ぜ、メレンゲが見えなくなったらok!

※不必要に混ぜすぎ注意

7.型に流し込み、160℃で25分焼く

竹串を刺し生地がついて来なければok!

※チョコレートが入っているので焼けていてもチョコレートは串につきます。生地だと思って焼きすぎないように(o^^o)

作り方は以上です!

今回は少し難しいですが、一度食べたらクセになる味です*

1日寝かすと生地がなじみしっとり美味しく食べれますよ!是非お試しください☆

レシピ公開!バナナのパウンドケーキ☆

こんにちは、焼菓子Power管理者のSweetsです!

日が開いてしまい(T . T)2日ぶりの投稿です!!

今回はバナナのパウンドケーキを作りました☆

【材料

バター 110g

砂糖     60g

バナナ 1本+上に乗せる分

卵        60g  (Lサイズ1つ分でok)

薄力粉  110g

【作り方】

①ボウルに柔らかくしたバターと砂糖を入れ泡立て器ですり混ぜ、しろっぽくなるまで混ぜる※バターはゴムベラで硬さが均一になるようによく混ぜておく

これが白っぽくなった状態上矢印

②溶いた卵を3回くらいに分けて少量ずつ合わせていく。

始めから卵を入れすぎると分離するので1回目を少なめに、2回目、3回目で少しずつ量を増やしその都度よく混ぜる
1回目はこのように少量

2回目

3回目は残り全て入れちゃって下さい☆
毎回このように分離した状態下矢印になるのでしっかり生地がまとまるまで混ぜて下さい

③バナナを輪切りにして、さらに輪切りを6等分くらいに切り、投入します!


④薄力粉を振るい入れ、サクッと混ぜれば完成!

※混ぜすぎると膨らまないので注意


⑤型に流し、角までしっかり生地を入れるバナナの輪切りを適量上に乗せるオーブンを170度で予熱し、170度20分、向きを変えて15分、その後は真ん中に竹串を刺して生地が付かなくなるまで様子を見ながら焼き色をつけて下さいOK

*仕上がり*

今回は、生地の量に対して、型が大きかったようで、高さが出ませんでした。∑(゚Д゚)

でも味はバナナの甘さが引き立って、美味しかったです(^O^)
甘さが控えめだったので、今回のレシピにハチミツを50gくらい足すとさらに美味しいかも。。と思いました!またハチミツを入れたバージョンも試してみようと思います(o^^o)

菓子製造許可付レンタルキッチンとは⁉

こんにちは、焼菓子Power管理者のSweetsです!

今回の記事ではレンタルキッチンについてご紹介したいと思います。

お菓子のネット販売をするためには、家とは別に製造のためのキッチンが必要です。
私には物件を借れるほどの財力はないので、ネットでずっとキッチンを貸してくれる場所を探していました。そして、調べていると菓子製造許可付きレンタルキッチンというのがあると知りました。

そもそも私の思い込みだと。。。製造許可は、工房とその人(許可申請者)が衛生的に、安全で、そして知識があると認められれば、製造の許可おりるものだと思っており、レンタルキッチンの場合だと、何人もの人が同じキッチンで製造許可を申請し、所有しているのだと思っていました。

が、違うかったようです。Σ(・ω・ノ)ノ!

製造許可付きレンタルキッチンというのは、製造許可がおりているキッチンを貸し出し、そこで作ったものをそのキッチンの所在地、企業名もしくは名前を借りて販売するということでした。
イコール、食品責任表示ラベルの製造者には、貸りているキッチンの所在地、企業や名前が載るということです。
調べたところ「菓子製造は製造者本人が契約した施設でなければいけない。」という規定はないそうなので、保健所の許可が下りているレンタルキッチンで作れば売り出しても問題ないようです。

しかしレンタルキッチンの貸し出しは、食品衛生責任者又は、製菓衛生師などの資格を取得している人のみ貸し出している所が多いようですので、資格はあらかじめ取得している方がスムーズに話を進めることができると思います。

最後に…レンタルキッチンによって、置いてある器具や使って良いものダメなもの、有料なもの無料なものが様々あるので立地や料金の他にも注目してみると良いかもしれません照れ

パティシエのナッペ成長日記

こんにちは、焼菓子Power管理者のSweetsです!

本日は、私がパティシエとなりナッペの練習をし始めてからお店にケーキを出せるようになるまでの過程をお見せしようと思います!

これからパティシエを目指す方の参考になれば良いなと思い、そうでない方にも楽しんでもらえる面白い成長日記にしていこうと思います!

ナッペ練習1回目

これがパティシエとなって初めてナッペしたケーキです。

学校に通っていたので半年ぶりくらいにナッペをしました。学校に行っていたと行っても学校でナッペをしたのは5回くらいです。この時は、部屋が暑かったのもありますが、クリームの量も少なくボソボソしており、表面も並行ではないので到底お店には出せません。笑

ナッペ練習2回目

3時間くらい練習して、だいぶ円形を保てるようになりました!

でも上から見ると生地が透けていて、クリームが薄いことがわかります。また横から見ると逆台形です。笑

台形になっちゃう台形になっちゃう。って意識しすぎるとよくこうなりました~(u_u)

ナッペ練習3回目

この時点でナッペの形としては完成です。でも、次の課題が。。。

それは、生クリームのしぼりです!(T . T)

ナッペよりも絞りの方が苦労しました。

ナッペ練習4回目

ナッペはある程度できるようになりましたが、絞る位置や大きさ形全てがバラバラ…。

わざとじゃなくて、本当にこうなるんです(u_u)

中心によりすぎるとフルーツが載せれなくなってしまうので、✖︎だそうです。

次は外側に絞れるように気をつけました!

ナッペ練習5回目

ここまで来ると、だいぶ商品っぽくなってきました。生クリームの絞りは、外側にできるようになりましたが、逆に外に出過ぎてしまっています。

見た目は商品ぽくなりましたが、これを1つ作るのに10〜15分かかったのでもう少し練習が必要です(T . T)

ナッペ練習6回目 ☆最終日☆

ここで、また違うバージョンも練習しました!下の方はナッペの感覚を掴めていたあとだったので意外とあさっりできましたよ(o^^o)

ナッペ練習完結☆

これが初めてお店に並べた時のケーキです!

この時でやっと7分くらいでナッペをできるようになりました。今はそれから半年くらい経ちましたが5分くらいまで縮めことができました!

ここまでで、約1ヶ月半経っています!毎日練習ができるわけでなく、残業がない日に3時間くらいまとめて時間をとって少しずつ進めていく。というような感じでした。

3時間の間に、どれだけやってもうまくできなくて途中でやめようかと思ったり違うことしてみたりしましたが、やっぱりできないことが悔しくて最後は納得いくまでやっていました。3時間というのは、悔しくてやり続けていたら3時間経ってたと言うだけのことです。笑

パティシエは技術職なのでこういった練習はかかせませんが、やはり元々好きでやっているので、できるようになりたいと思う気持ちでなんとかなりましたよ☆(o^^o)

HMで本格ワッフル☆

こんにちは、焼菓子Power管理者のSweetsです!

今日はワッフルメーカーを使ってワッフル作りに挑戦しました!

生地はホットケーキミックスを使って作ったので、とても簡単に作れちゃいます♪

【ワッフル生地 材料】

ホットケーキミックス 200g

卵 1個

牛乳 150g

【作り方】

1.卵をといで牛乳と合わせる

2.ふるった粉を入れ混ぜ合わせる

ホットケーキミックスを使うとたったこれだけでワッフルができます♪

生地が完成したら、早速焼いていきましょう!

3.ワッフルメーカーで焼く

お玉8分目くらいの量をしっかりと温めておいたワッフルメーカーに流し入れます。

Pint:生地を型いっぱいに入れるとめちゃくちゃに溢れてきます!∑(゚Д゚)

なので、すこし少ないかな。と思うくらいの量を入れる事で生地が溢れ出してこず、生地がいい感じに膨らんで綺麗にできますよ(^O^)

4.盛り付け

まずは、ワッフルを半分に切りお皿に乗せます!あとはお好みのフルーツやクリームなどを乗せて完成です(^O^)

今回は、こんな感じで盛り付けました☆

生クリームは、生クリーム100gに対して8gの砂糖を入れると、丁度良い甘さになりますよ^ ^

(一般的にケーキ屋さんで使われている生クリームの糖と同じです!)

以上で、ワッフルの作り方は終了です!ここまでで、約30分くらいで出来たのでご家庭でも是非お試しください☆

コーヒーと一緒にお家でカフェ気分( ´∀` )

興味がある方はさらに下へ↓↓

ちなみですが、飾り付けたバナナはキャラメリゼしています!

表面を飴でで覆うことでパリッとした食感も楽しめるのでお勧めです☆

作り方は2パターン!

【キャラメリゼの作り方】

1パターン目

1.カットしたバナナの表面に、グラニュー糖をパラパラとかけ、ガスバーナーでほんの少し炙る。

2パターン目

1.小鍋に砂糖を入れて水で全体をなじませます

この時にバナナはカットしておき網の上に並べておく。

2.強火で一気に沸騰させる

3.端の方から色がついてきたら火を緩め、鍋を回して全体的に色をつける

このくらいの色が付いたら、バナナの上からかけていきます。余分な飴を落としたら完成!

このバナナのキャラメリゼは、昔パンケーキを食べに行ったときにバナナがキャラメリゼしてあってとても美味しかったのを思い出したので、今回自分で再現してみました!^ ^

そんなに難しくないのでこちらもぜひ試してみてください*

第一弾!テンパリングに挑戦

こんにちは、焼菓子Power管理者のSweetsです!

今回は、バレンタインやクリスマス時期に役立つ技術「テンパリング」についてご紹介します!

なぜこの時期に紹介するの?と思った方もいらっしゃるとは思いますが、パティシエはやはり冬が1番忙しくて練習する時間がないので、この夏の間に習得してしまおう!という訳です(^O^)しかも休業中という絶好のチャンスを逃す訳にはいきません!

とことで、さっそく見ていきましょう( ´∀` )

テンパリングの仕方は、大きく分けて3つです。

1つ目は、タブリール法

大理石の上でヘラを使ってカンカンカン‼︎とまぜながらテンパリングを取る方法

2つ目は、水冷法

ボールの中でテンパリングを取る方法です。

3つ目は、フレーク法

溶かしたチョコレートに細かく刻んだチョコレートを入れて温度を下げテンパリングを取る方法

今回はお家でということなので、2つ目に上げた、ボールの中でテンパリングを取る方法を使って紹介していきます!

【目次】

テンパリングとは?

テンパリングを取る方法とポイント

テンパリングが成功か失敗か 見分け方

仕上げ ボンボンショコラ

【テンパリングとは?】

簡単にいうとテンパリングとは、チョコレートの温度調節の事を言います。

明確にいうと、チョコレート内のココアバターを1番安定した結晶にするための温度調節の事です。

チョコレートの結晶の形はI〜VI型に分かれており1番安定した結晶というのは、V型と呼ばれる状態の事です。このV型にすると表面が艶やかで口溶けがなめらかなります。

【テンパリングを取る方法とポイント】

まずは、チョコレートを選びます。

ホワイトチョコレート、ミルクチョコレート、ブラックチョコレート、ルビーチョコレート 

Pint:テンパリングが取りやすいと言われているのはブラックチョコレートです!その理由は、ミルクなどのチョコレート以外のものが入っていないからです。

初めてテンパリングに挑戦するという方はまずブラックチョコレートから始めることをオススメします!

少量しか使わない場合でも、ある程度の量でテンパリングをした方が温度の変化を緩やかにすることができるので、失敗しにくくなります

【テンパリングの取り方】

1.チョコレートを溶かす

チョコレートを湯煎で溶かしてください。

ブラックチョコレート:50〜55℃

ミルク、ホワイト、ルビー:45〜50℃

Pint:水がチョコレートの中に入らないようにする事!

温度計は、表面温度計を使ってもokですし、内部温度計を使ってもokです!内部温度の場合は、混ぜる時に針が邪魔になるのでゴムベラに輪ゴムでくくりつけてしまいましょう!

2.温度を下げる

ブラックチョコレート:28℃

ミルク、ホワイト、ルビー:26℃

Pint:自宅でテンパリングする量であれば、氷水ではなく水でokです。冷ましている間になるくなってきたと感じれば、氷を一粒入れてください。

注意:温度計が、28℃になったとしてもすぐに次の作業に入らないでください。ここで大切なのはチョコレート全体の温度を均一にすることです。

適温になってもしばらく全体を丁寧にまぜて温度を均一するよう心がけてください。

↑ここでテンパリングが取れるかが決まります!

3.昇温させる

ここで、扱いやすい温度に戻します。

ブラックチョコレート:33℃

ミルク、ホワイト、ルビー:29℃

Pint:湯煎に1〜2秒ずつ付けて少しずつ温度を上げていきます。

ここでも適温になってもしばらくまぜ続け、温度計を均一にしてください。 

ここまでで、テンパリングの取り方は終了です!では、テンパリングが取れているか確認しましょう。

【テンパリングの成功か失敗か 見分け方】

カードやゴムベラ、スプーンでも何でもokです。テンパリングしたチョコレートほんの少し付けて固まるかを確認します。

室温にもよりますが1分ほど待って、表面が固まればテンパリング完了です!

もし、5分待っても固まらない。表面に模様(ブルーム)が出てきた場合は残念ですが、テンパリングが取れていません。

このような模様のうえにぶつぶつとしたものが出てきたら、もう一度テンパリングを取り直してみてください。

【仕上げ】

1.テンパリングをとり、型いっぱいにチョコレートを流します。

2.型をトントンとテーブルに叩きつけ中の空気を抜いたら型を逆さまにして、型をゴムベラの持ち手などで叩き、余分なチョコレートを叩き出します。

3.型を上向きに戻し、固まるのを待つ

4.固まったのを確認したら、ガナッシュを流し入れガナッシュも固まればテンパリングしたチョコレートで蓋をします。

5.しっかりと固まったのを確認したら、型から外すと艶やかなボンボンショコラが完成です♪

ちなみに、テンパリングが取れていない状態で型に流すとこのようになります↓↓

奥側がテンパリング失敗。固まってはいますが、表面にブルームが出ています。

手前がテンパリング成功。見ての通り表面が艶やかで一目瞭然です!

以上で、テンパリングから仕上げまでの一連の流れは以上です!是非この機会にテンパリングに挑戦してみてください(^O^)

パティシエが教える!チョコレートの分離原因と対策法

こんにちは、焼菓子Power管理者のSweetsです!

前回と前々回では、焼菓子の分離についてお話をしてきました。一言で「分離」と言っても、焼菓子の分離やチョコレートの分離、生クリームの分離など様々な分離があります。

そこで今回は、チョコレートの分離についてお話し致します!

タイトルで対策法とあえてお書きしましたが、なぜ対処法ではないのか。その理由は

チョコレートは一度分離するとどんだけ混ぜても基本的には戻らないからです。しかし、例外でいうとバーミックスという強制的に乳化させる機械を使うと戻す(乳化)ことができます。

バーミックスという機械は持っていれば何かと便利ですのでよくお菓子作りをされる方は、1つ持っておくといいかもしれません。

では本題に入り、分離する原因と事前に分離を防ぐ対策法を紹介していきたいと思います!チョコレートが分離するタイミングは生クリームと合わせた時以外にもあるので合わせて紹介します!

【チョコレート分離の原因と対策法】

・生クリームと合わせたときの分離の原因

生クリームと合わせた時に起こる分離の主な原因は生クリームの温度とチョコレートの温度の差が激しい時です。

または、完全に乳化していないのに混ぜるのをやめてしまったという場合にも分離してしまいます。

【対策法】

チョコレートは必ず常温に戻し、なるべく細かく砕く事。

生クリームは沸騰させる事。

乳化するまでまぜる手を止めない事。ホイッパーを使ってしっかりと混ぜあわせましょう!

この3つを守れば分離はしません。チョコレートを扱う時には温度の調整が1番大切なので、温度は常に気にするようにすると良いかもしれませんね(^O^)

・他の分離原因

他に分離の原因があるとすれば、チョコレートを溶かしている時に湯煎の水が入ってしまったなどが挙げられます。

例えば、テンパリングをしようとして湯煎に火をつけ溶けるのを待っていたらお湯が沸いているのに気づかず、水が入ってしまっていたなど。そうならない為の対策法をご紹介します。

【対策法】

湯煎にかける時はラップをする。

チョコレートを溶かすボールは鍋よりも大きめにする。

湯煎は沸騰させ、火を止めてからチョコレートを溶かす。など

2つ目は、あまり多い事例ではありませんが、何もしていないのに分離した!と思ったならこれが原因かもしれません(u_u)

パティシエ業界でも、チョコレートの扱いは難しいとされています。でも、ポイントを知っておくだけで扱いやすさが変わってきますので、今回紹介した分離するタイミングを是非覚えていてください☆

最後に少し雑談ですがチョコレートは、ポルフェノールが含まれており血液をサラサラにしてくれて動脈硬化–を抑える性質を持っています^ ^

最近体にいいと注目されてるのもこのためです

食べ過ぎは良くないですが程よく摂取し、美味しく食べて健康をゲットましょう(^O^)

ちなみに日本チョコレート・ココア協会による1日の摂取量は、生活習慣病の改善などの健康効果から、1日に5〜10g程のビターチョコレートを摂取する のが良いようですよ*

以上、チョコレートが分離する原因と対策法でした!最後までお付き合いありがとうございます^ ^

もう失敗しない!事前に分離を防ぐ方法をパティシエが教えます!焼菓子編

こんばんは、焼菓子Power管理者のSweetsです!

前回の「分離した時の対処法」に続き、今回は事前に分離を防ぐ方法を投稿していこうと思います!事前に分離を起こす要素をなくしておけば、無駄な作業を減らすことができたり、混ぜすぎなどによる失敗を防ぐことができますので、一緒に確認していきましょう!

また最後には、お菓子作りでは欠かせない卵の豆知識も掲載しております。最後までお付き合いいただけますと幸いです( ´∀` )

ではさっそくまとめていこうと思います!

【分離を事前に防ぐ方法】

1.卵を温めておく

35度くらいが理想ですが、正確に温度を同じにするには温度計が必要になりますので、だいたいで結構です。指をつけてぬるいな~と思うくらいまで湯煎で温めてください。ここでバターが冷たければ分離してしまうので注意してください。

一番楽なのは、二つとも常温に戻しておくことです!

しかし、卵を常温で放置するのは気が引ける方もいらっしゃると思います。そういう方はバターだけ常温に戻して卵だけ温めると良いですよ◎

2.卵は少量ずつ加える

だいたいの焼き菓子の作り方は、バターに砂糖を加えた後に卵を入れると思いますが、この時に最低でも3回に分けて入れてください。卵の分量が多い場合は4回くらいに分けると分離しにくくなります。

Pint:1回目は少量入れ、徐々に増やしていくとなじみやすいです。卵を加える都度しっかりとなじむまで混ぜてください。なじめばOkですので、混ぜすぎには注意してくださいね‼

実はこの二つを気を付けるだけで分離を防ぐことができます!前回と内容はかぶりますが分離を事前に防ぐことで時短にもなりますし、なにより美味しく作るコツですので是非参考にしてみてください*

【卵の豆知識】

実は、卵には3つの特徴があるんです!これを知ると何のために卵が入っているのかが分かるので卵の代用品を見つければ卵アレルギーの方用のケーキも作れるかも!

1.乳化作用

卵黄には乳化作用のある「レシチン」という脂質が入っています。この物質により固さの違うバターと卵が合わさることができるのです。

2.熱凝固作用

熱凝固作用は、熱を加えることによって液体から個体になる作用の事です。お菓子では主にプリンを作るときに、この作用を利用して固めます。卵焼きを作るときもこの作用によって凝固しています。

3.起泡性

起泡性は、卵が空気を抱きかかえて膨らむ作用のことです。主にスポンジ生地を作るときに使われる作用です。卵だけで泡立てるとキメが荒いですが、ここに砂糖を加えることによってきめが細かくより多くの空気を含むことができます。

以上が卵の豆知識でした!このようなことを知ったうえでお菓子作りをすると、見方が変わり、より楽しめるかもしれませんね( ´∀` )

起泡性は、

あれ、分離してしまった!?*そんな時の対処法*焼菓子編

こんにちは、焼菓子Power管理者のSweetsです!

前回の記事では、チョコチップカップケーキの作り方をご紹介しました!そこで、今回は焼き菓子を作るときによく起こる【分離】についての説明と、対処法をご紹介します。

まずは、

分離ってなに?

これにお答えしていこうと思います。

【分離とは】水分と油が喧嘩(ボソボソ)してしまっている状態のこと

対義語は【乳化】といい、水分と油が仲良く手をつないでいる(なめらかな)状態のことを言います。

Cottaレシピから引用

これが実際の見た目です。では、本題にはいり対処法を紹介します

*分離した時の対処法*

分離させてしまった時って焦りますよね。私も職場や自宅でも分離させてしまったことがあります。

でもこれを知っていればもう大丈夫。お菓子作りをする上で分離した生地の状態はあまりよろしくないですが、分離した状態で焼きさえしなければ問題ないんです。

では、分離した状態で焼かないためにはどうすれば良いか、ここから対策法を紹介します。

【対処法】

1.分離した生地が入っているボールを湯煎で温めてみる

湯煎で温めながらホイッパーで混ぜてください。これをすると軽い分離は乳化した状態に戻ります。

注意点:湯煎の水がボールに入らないようにすること。温めすぎると焼き時間が変わってくるので人肌の温度まで温めても乳化しなかったら次の方法を試してください。

2.小麦粉を少し加える

分量内の小麦(または粉類)を加えます。これをすると大半の分離は乳化してくれます

注意点:粉を入れてから混ぜすぎると、生地が粘度を持ってしまって焼いたときに膨らまなくなってしまいます。なので、粉を入れたら最小限で混ぜ残りの材料を入れてください。

3.バーミックスで強制乳化させる

これは、器具を使うので一般的ではありませんが分離した段階でバーミックスを使うと強制的に生地を乳化させてくれます。

以上が生地が分離してしまった時の対処法です!

もう分離するのは嫌だ!事前に分離しないようにできないの?と思った方はこちらをご覧ください*